
スコットランドのネス湖で、今夏初となるネッシーの目撃情報が飛び込んできた。撮影された映像には、伝説の怪物の「頭」らしき黒い物体が水面から現れ、沈んでいく様子がはっきりと捉えられている。専門家も「人々を騒がせている」と語る、その衝撃の瞬間とは。
「ただの小枝じゃない」湖面に現れた謎の黒い影
その映像が撮影されたのは7月16日のこと。ネス湖のほとりにあるアーカート城を訪れていたリヴィアと名乗る人物が、その瞬間をカメラに収めた。
映像には、黒い物体が水面から顔を出し、また沈んでいく様子が映っている。しかも、その動きは明らかに湖の流れに逆らっているように見える。現場に居合わせた別の観光客も、「あれは何かだ。ただの小枝が出たり入ったりしているのとは違う」「一体何なんだ!」と、驚きの声をあげていた。
この映像について、地元の「ネス湖センター」のゼネラルマネージャー、ナギナ・イシャク氏は、「新たな目撃情報が好奇心と議論を巻き起こすのは、いつでもエキサイティングなことです」と語る。「リヴィアさんの映像は、間違いなく人々を騒がせています。アザラシなのか、木なのか、それとも怪物の頭が水面から現れたのか…。湖の底に何がいるのか、さらなる目撃情報が待たれます」と、期待を寄せている。
新船長も「見た」— 5年前の忘れられない光景
実は、ネス湖の謎に挑む動きは、さらに活発になっている。ネス湖センターは最近、ソナー技術で湖の底を探る調査船「ディープスキャン」号に、新しい船長としてスティーブ・グルー氏を迎えたばかりだ。
そして驚くことに、このグルー船長自身も、2019年にネッシーらしき生物に遭遇したと主張している。穏やかな晴れた朝、高速ボートで湖を南下していたときのことだ。
「突然、あの古典的なこぶが水面から現れ、消えたかと思うと、また数回現れたのです」と、彼は振り返る。「急いでスマホを掴み、水面から盛り上がったはっきりとした黒い塊のようなものを撮影することができました。今でも、あれは怪物そのものだったと信じています」
彼が撮影した写真には、確かに水面にこぶ状の黒い影が写っている。
