
オランダ1部エールディビジの名門アヤックスが、今2025年夏の移籍市場で補強に向けた具体的な動きを見せ始めた。プレミアリーグのチェルシーが、アヤックスのDFヨレル・ハトの移籍に関して合意に至ったと様々なメディアで伝えられている。
そんな中、ドイツメディア『Kicker』の報道によると、アヤックスはこの資金を活用し、ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)に所属する日本代表DF板倉滉の獲得に本腰を入れているという。
同メディアによると、すでに板倉本人とアヤックスは大筋で合意に達しているものの、クラブ間の交渉が残されている状況で、移籍金は1,000万ユーロ(約17億円)前後と見られている。アヤックス側は1,000万ユーロ以下に移籍金を抑えたい意向のようだ。
板倉は2019年1月から2021年夏までオランダ1部のフローニンゲンでプレーしていた。それに加えブンデスリーガでの経験、そして現在では日本代表の中心選手として37試合に出場しており、国際的な評価を確立している。
同メディアによれば、その様な理由からオランダ国内で板倉は高い評価を受けており、アヤックスは一貫してその動向を注視してきたという。
なお、同選手に関してはブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトも関心を寄せていたとされ、オランダ1部のPSVアイントホーフェンからも過去に打診があったことをボルシアMGのスポーツ部門責任者ローランド・フィルクス氏が認めている。ただし正式なオファーには至っていない。
同メディアによると、同氏は板倉への関心について「興味深い話があれば向き合う必要がある。それも我々の方針の一部」とコメントしたと伝えており、アヤックスへの移籍は十分に考えられる状況なのかもしれない。