マルシーニョ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWマルシーニョは、7月31日にインスタグラムを更新。前日にブラジル移籍の可能性が報じられているだけに、投稿文に注目が集まっている。

 マルシーニョの去就を巡っては、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのカイオ・セザール氏が7月30日に同国1部セアラーSCからの関心をリポート。選手サイドの意向について「彼は2025シーズン中の母国復帰の可能性を否定しておらず、選択肢のひとつに含めている」と伝えている。

 母国復帰の可能性が取りざたされる中、マルシーニョ本人は31日、川崎のユニフォームを身にまとう自身の姿をインスタグラムにアップすると、「私は毎日、自分の人生とこれまでに手に入れたすべてのものに感謝している。そして未来にはさらに大きな達成が待っていると信じている」とポストした。

 この投稿は、スクリーンショットによりXで拡散。移籍報道の翌日であるだけに、ファン・サポーター等からは“意味深投稿”と捉えたり、マルシーニョの退団を予想する声が挙がるなど、騒動に発展している。

 現在30歳のマルシーニョは、ブラジル国内の複数クラブや中国の重慶両江競技を経て、2021年8月に川崎へ移籍。来日2年目の2022シーズンにJ1リーグ戦で11ゴールを挙げるなど中心選手として活躍。2025シーズンもここまでリーグ戦24試合の出場で5ゴール1アシストと結果を残しているほか、AFCチャンピオンズリーグエリートでも11試合の出場で5ゴール1アシストと、同コンペティションの準優勝に大きく貢献した。

 言うまでもなく、川崎の攻撃陣に必要不可欠な選手であるマルシーニョ。セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド所属FWラザル・ロマニッチが加入間近とはいえ、2024シーズンにブレイクを果たした日本代表FW山田新がスコットランド1部セルティックへ完全移籍しただけに、ブラジル人アタッカーを放出する余裕はないと考えられるが、投稿文の意味するものが気になるところだ。