
ヴィッセル神戸所属の日本代表FW宮代大聖に、海外移籍の可能性が再び取りざたされている。以前、プレミアリーグ所属アストン・ビラからの関心が報じられていたが、E-1選手権終了後にオランダ方面から熱視線が注がれている。
現在25歳の宮代は、2023シーズン終了後に川崎フロンターレから神戸へ完全移籍。加入1年目の2024シーズンに、J1リーグ戦32試合の出場で11ゴールをマークし、J1連覇に大きく貢献するなどブレイクを果たすと、2025シーズンもここまでリーグ戦20試合の出場で9ゴール3アシストと結果を残している。
2025年7月のE-1選手権で日本代表デビューを飾るなど、今後国際舞台での活躍も期待される宮代には、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏が関心を寄せている。
ヘラルド氏は7月28日、Xで宮代を「欧州移籍にふさわしい選手」と評価。2023年以降のリーグ戦におけるゴール数をシーズンごとに紹介した上で、ゴール前での決定力やボールコントロール力の高さを称えたほか、「彼は現在、主にストライカーの背後でプレーしており、左ウィンガーとしても活躍できる資質を兼ね備えているが、センターフォワードとして大きな可能性を秘めている」と私見を披露。その上で「ここ数シーズンにわたりJリーグで素晴らしいパフォーマンスを発揮している宮代は、欧州挑戦の準備ができている」と綴った。
ただ一方で、7月15日に行われたE-1選手権・決勝大会の最終節の韓国戦では、64分までのプレーで低調なパフォーマンスに終始。攻守両面で精彩を欠いていただけに、同選手へ厳しい評価を下す声もある。
神戸OBの城彰二氏は7月16日に自身のYouTubeチャンネルを更新。E-1選手権における日本代表の戦いぶりを総括した際、宮代について「彼は神戸だとすごい良い活躍する。(大迫勇也や酒井高徳など、)まわりにいい選手がいるしね。そうなると、彼の得意なドリブル、突破力、シュート力などが発揮できるけど、やっぱり代表に来るとなかなか難しい」と指摘していた。