浦和レッズのホーム・埼玉スタジアム 写真:Getty Images

 スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンが、同国1部マルメFFを契約解除により退団。フリー移籍が決定的となった。同選手には以前、浦和レッズからの関心が報じられていただけに、Jリーグ移籍の可能性も考えられるところだ。

 現在33歳のテリンは、身長189cmで右利きのストライカーであり、かつてアンデルレヒトやバイエル・レバークーゼンに在籍。スウェーデン代表の一員として2018年開催のFIFAワールドカップ・ロシア大会でプレーした実績を持っている。マルメには2022年3月から再び在籍。2024年まで3シーズン続けてスウェーデン1部リーグで2桁ゴールを挙げていた。

 しかし、2025シーズンはここまでリーグ戦16試合の出場でわずか3得点。UEFAチャンピオンズリーグ予選では7月16日に行われた1回戦2ndレグの1試合しかピッチに立っていなかった。

 7月26日のリーグ戦で突如ベンチ外となったテリンだが、31日に退団が正式決定。選手本人はクラブ公式サイトを通じて、「この世界で、今ほど状態が悪いことはない。ただ、同時に若くてハングリー精神にあふれた選手たちが台頭しており、彼らが成長するためのスペースを与えなければならない。なので、マルメでの私の旅は今、終わりを迎えた」とコメントしている。

 そのテリンを巡っては、スウェーデン紙『Sportbladet』が2024年1月に浦和からオファーが届く可能性を報道。しかし、2023シーズン限りで現役引退したホセ・カンテの後釜として浦和に加入することはなく、マルメに残留していた。

 また2024年10月には、スウェーデンメディア『FotbollDirekt』がテリンのもとに韓国、サウジアラビア国内クラブからオファーが届く可能性や、日本国内クラブが移籍金1000万スウェーデン・クローナ(約1億4400万円)を用意する可能性もあわせて伝えていた。