元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。2日の読売ジャイアンツ戦で決勝のホームを踏んだ森下翔太の走塁を絶賛した。

■2日の「神走塁」を振り返り

動画では2日の阪神タイガース対読売ジャイアンツ戦で、ショートのファンブルでホームに突入した森下翔太が巨人・甲斐拓也のタッチをかいくぐり、一度はアウトと判定されたものの、ビデオ検証のすえセーフとなり、決勝点となったプレーを振り返る。

掛布氏は「どっちとも取れる。アウトといえばアウトです、セーフといえばセーフ。僕はあのとき解説をラジオでしていたんだけど、モニターで見るとどっちとも取れるんだけど、甲斐捕手が追いタッチに行っているんだよ」と指摘した。

■キャッチャーの心理

さらに同氏は「キャッチャーとして、タッチした感覚がないんだよね。じゃなきゃ、追いタッチにいかないもん。だから藤川球児監督はリクエストしたんだと思うよ」と分析。

森下の走塁を「VTRで見たときは、タッチしていないという判断で。ある意味この1つのゲームって、優勝したときに語り継がれるスライディングなんじゃないの?」と称賛した。

■阿部監督に同情

リクエスト判定に抗議をして、退場になった巨人・阿部慎之助監督には「ゲーム展開のなかで、1本出ていれば変わっているのに、それが出ないから、もう色々なものは溜まっていたと思うんだよね」と持論を展開。

続けて「ああいう流れのなかで、セーフからアウトになったときに、抗議はできないわけ。 監督も十分わかってますよ。でも何か自分なりにことを起こさなければという、そういう気持ちがどこかにあったんじゃないかな」と語っていた。

■「タッチしている」という声も

森下の走塁についてはネット上で新聞社の写真を根拠に「タッチしている」という声も根強い。しかし、判定が再度覆ることはなく、巨人としては悔しい敗北となった。

掛布氏は、阿部監督の父と習志野高校野球部で同期。以前このチャンネルで「息子同然」と発言したことがある。

■掛布氏が森下の走塁を称賛

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治