ヨシュア・キミッヒ 写真:Getty Images

 ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は、2026FIFAワールドカップ(W杯)に向けた準備を進めている。ユーロ2024でのベスト8進出やUEFAネーションズリーグ(UNL)・ファイナル進出など、これまでに一定の成果を残してきた。同監督は現地7月30日にドイツのライプツィヒで開催された指導者会議において、戦術面の一部を明かした。

 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンおよびドイツサッカーに特化したアメリカのメディア『Bavarian Football Works』の情報によると、ナーゲルスマン監督は、ドイツ代表のキャプテンであるMFヨシュア・キミッヒを再び中盤で起用する方針を明言した。キミッヒは2024年以降、代表では右サイドバックとしてプレーしてきたが、所属クラブであるバイエルンでは、バンサン・コンパニ監督の下で中盤でプレーしている。

 同メディアによると、ナーゲルスマン監督はキミッヒについて「現時点では“6番”に戻す。彼はクラブでも常にそこで起用される数少ない選手の一人だ」と述べ、「W杯まで1年を切っており、このポジションに関してあまり多くを試す余地はない」とも述べた。

 一方で、右サイドバックに誰を起用するかについては明かさず、「候補が全員期待外れだった場合は、キミッヒが戻る可能性もある」とした上で、「キミッヒは右サイドでも優れた数値を残しており、試合への影響力も大きい」と評価した。

 また、トビ・アルトシェッフル記者による報道では、バイエルンのGKマヌエル・ノイアーの代表復帰の可能性が取り沙汰されている。現在のドイツ代表の正守護神であるラ・リーガのバルセロナに所属するGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、クラブでハンジ・フリック監督の下、正GKの座を失っており、さらに背中の手術によって12月まで離脱すると報じられているためだ。