日常的に使われている言葉でも、じつは本来の意味から間違って使われているケースは少なくありません。お笑いコンビ・かまいたち(濱家隆一さん、山内健司さん)も、その一例に驚いたようです。
【動画】かまいたちチャンネル「日本人の9割が勘違いしている言葉クイズに挑戦」
■ 「辛党」の本来の意味は?
5月16日にYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』で配信された動画では、かまいたちのふたりが「日本人が9割ほど勘違いしているクイズ」に挑戦。その中で、「辛党」という言葉の正しい意味について出題されました。
濱家さんは「辛い物好き」「酸っぱい物好き」「苦い物好き」、山内さんは「中国(唐)から伝わったものが好き」など回答しますがどれも不正解。
■正解は「酒を好む人」
ヒントを頼りに、山内さんが「お酒の甘口、辛口から来てる?」と推測すると、濱家さんが「酒飲みと下戸」と答え、見事正解。
「辛党」は、デジタル大辞泉(小学館)にも「菓子などの甘いものよりも酒のほうを好む人」と記載されており、「酒を好む人」を指す言葉です。語源は、アルコール度数の高い酒を「辛い」と表現したことに由来するのだとか。
一方、「甘党」は、文字通り「酒よりも甘い菓子類を好む人」を意味します。
正解を聞いた濱家さんは「なんか聞いたことあるわ」とつぶやき、山内さんは「知らない…」と首を傾げていました。
■「辛党」の意味に驚きの声
動画のコメント欄には「そういう意味だったんだ」「意外」「言われてみればお酒のCMで『純米辛口』『辛口吟醸』とかよく使われてたもんな」「勉強になった」「この企画ためになる」といった反響が。
また、濱家さんがお酒好きであることから「濱家さんが知らなかったの意外すぎる」「知らなかったんかいw めちゃくちゃ辛党なのに」といったツッコミも。
■約2割が「酒を好む人」と認識
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女621名を対象に「辛党」の意味について調査したところ、「酒を好む人」と正しく答えた人は21.9%にとどまりました。

最も多かったのは「辛い物を好む人」で76.6%。山内さんが答えた「中国から伝わったものを好む人」とした人はわずか1.4%でした。
なお、コメント欄には、「辛党って酒好きの人のことだと普通に思ってた」「昭和の人間である私にとっては辛党と言えば酒飲みのことだったのにもう令和ではすっかりその意味は消えちゃったんですね」「甘党辛党は常識やと思ってました」といった“本来の意味を知っていた世代”からの声もありました。
知らなかった人は、これを機に覚えておきましょう!