日本人選手がいなかった時代からMLB解説を担当しているスポーツジャーナリストの福島良一氏が26日、デーブ大久保氏のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希について持論を展開した。

【話題の投稿】福島氏が佐々木の復帰時期を語る

■佐々木朗希に期待するドジャース

現在長期離脱中の佐々木について大久保氏は「日本では批判の声もあるが、アメリカではどう受け止められているのか?」と質問する。

福島氏は「あくまでもドジャースは将来性に期待している」と指摘し「千葉ロッテ時代に、4年間で1回もシーズンを通して投げたことがないピッチャーですから。それがドジャースで開幕から最後まで投げるということは、はっきり言って考えてなかったと思います」と持論を展開した。

■8月下旬に復帰?

今後については、デーブ・ロバーツ監督が、8月下旬に復帰させる方針を持っていることを紹介。

さらに「実は密かな期待があると思います。なぜかというとシーズンの終盤に、先発じゃなくてリリーフの短いイニングで、相手をねじ伏せるという。過去の例を見ると、 シーズン終盤に復帰する剛腕投手が、 ワールドチャンピオンの鍵になるケースがあるんですよ」と語る。

話を聞いた大久保氏は「中6日でピッチングを1回くらいしかやらなくて、ちょっとゲームで投げておかしくなる人が…。中継ぎは毎日投げますから。1回ブルペンで30球くらい投げて肩を作るから難しい。ドジャースの手腕を見てみたいですね」と指摘していた。

■5月に初勝利を上げるも…

今季ドジャースに移籍した佐々木は5月3日のアトランタ・ブレーブス戦で、念願のメジャー初勝利を上げる。

しかし、同10日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で被本塁打2を含む5失点で降板。その後、右肩のインピンジメント症候群が発覚し、故障者リストに入った。

復帰時期については未定となっているが、ロバーツ監督がABEMAの番組内で8月末の復帰を示唆。地区優勝争いやポストシーズンで登板する可能性があるといわれている。