川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド所属FWラザル・ロマニッチは、川崎フロンターレへ移籍する見込み。スコットランド1部セルティックへ完全移籍した日本代表FW山田新にかわるアタッカーとして期待されるなか、元U19セルビア代表アタッカーのSNS投稿が話題を呼んでいる。

 ロマニッチの去就を巡っては、現地メディア『dnevnik』が7月16日に「ロマニッチは日本トップクラスの実力を誇るチームのひとつである川崎へ移籍する」とリポート。「ヴォイヴォディナ元監督であり、日本からの信頼も厚いランコ・ポポヴィッチ氏が、ロマニッチの移籍に間接的ではあるが関与した」と、鹿島アントラーズや町田ゼルビアなどJリーグ複数クラブを率いていたポポヴィッチ氏の関与もあわせて伝えたが、移籍金180万ユーロ(約3億1,000万円)で合意に達したとみられている。

 この川崎移籍報道から1週間以上が経過したものの、30日時点でクラブからの公式発表はない。しかし、選手本人は31日にインスタグラムを更新。機内にいる自身の姿をアップすると、「Off to the future. New chapter, same dream.」とポスト。日本を表す「JP」という文字も添えている。この“意味深投稿”を踏まえると、川崎移籍は秒読み段階に入ったとみられる。

 ロマニッチは2023年にセルビア1部FKジェレズニチャル・パンチェヴォへ移籍すると、公式戦56試合の出場で19ゴールをマーク。この結果が評価され、2025年1月にヴォイヴォディナへ完全移籍しているが、ヴォイヴォディナでも公式戦17試合の出場で5ゴール5アシストと結果を残していた。

 なお、ロマニッチのエージェント会社は『BSR Management Agency』であるが、同社の関係者は過去にコソボ代表DFイブラヒム・ドレシェヴィッチの町田移籍を手掛けている。そのドレシェヴィッチが今や町田の主力センターバックとして活躍しているだけに、ロマニッチのプレーにも大きな期待がかかりそうだ。