
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは今2025年夏、一時は同リーグのノッティンガム・フォレストのMFモーガン・ギブス=ホワイトの獲得に関して交渉がまとまったと見られていたが、最終的にフォレストのオーナーであるエバンゲロス・マリナキス氏が介入し、移籍を破談にさせた。
一方で、同リーグのウェストハム・ユナイテッドに所属していたMFモハメド・クドゥスに対しては、トッテナムが移籍金5500万ポンド(約109億7,438万円)で合意。トーマス・フランク監督の下で新2025/26シーズンのプレミアリーグに臨むことが決定している。
こうした中、トッテナムがアーセナルを含む複数クラブを相手に創造性あふれるミッドフィルダーの争奪戦に参戦したと報じられている。
UKメディア『TBR Football』によれば、トッテナムはEFLチャンピオンシップに降格したレスター・シティに所属するモロッコ代表MFビラル・エル・カンヌスの獲得に関心を示しているようだ。
しかし、2か月以上前から同選手にアーセナルも関心を示しており、争奪戦が発生する可能性を同メディアが指摘。アーセナルはすでにクラブ上層部も同選手獲得を認めていたが、ここへ来てトッテナムのダニエル・レビィ会長が割安な同選手の移籍金に目をつけたことで、両クラブが火花を散らす構図となっているようだ。
さらに同リーグのニューカッスル・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッドもまた同選手に注目しているようだ。
エル・カンヌスは昨2024/25シーズンのプレミアリーグで5ゴールに関与しており、レスターの降格を食い止めることはできなかったものの、その技術力には高い評価が集まっている。
市場価値2,800万ユーロ(約48億3,040万円)とされる同選手は移籍金が引き下げられる可能性もあり、プレミアリーグの複数クラブにとって現実的な獲得ターゲットとなっているようだ。