配車サービス大手ウーバージャパン(東京)は24日、高齢者の利用を想定した新機能「ウーバーシニア」の提供を開始したと発表した。家族が遠隔でタクシーなどの車両手配をサポートできるようにし、乗車状況の確認も随時行えるようにすることで高齢者の通院や買い物などでの利用を促す狙い。 

 同社によると、シニア向けの機能は6月に米国で提供を開始し、各国で導入を進めているという。家族がアカウントを作成することで、高齢者本人ではなく家族のクレジットカードを支払先に選択でき、支払いまで一括管理できるのが特長。クレジットカードを持たない高齢者でも利用しやすくなり、支払金額に上限を設けることもできる。

 また、配車した後も、ドライバーとのチャットのやりとりなども家族が行える。このほか、「シンプルモード」を選択すると、スマートフォンの画面上も文字やアイコンが大きなサイズで表示され、最低限の情報に絞り込まれる。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/07/28-04:35)