RB大宮アルディージャ 写真:Getty Images

 海外大手飲料メーカー『レッドブル』の経営権取得で話題を集めているRB大宮アルディージャは先日、クラブマスコットの誕生を公式発表。8月9日の明治安田J2リーグ第25節のジェフユナイテッド千葉戦で来場者全員にクラブマスコットフィギュアを配布する予定だが、ファン・サポーターの意見は様々だ。

 RB大宮のクラブマスコットを巡っては、レッドブル社の買収直後である2024年11月、クラブのエンブレムが闘牛の入ったものに統一されたことを受けて、「アルディ」「ミーヤ」の今後が話題に。消滅の可能性も心配されたが、旧大宮市のマスコット的存在であるリス(スペイン語でアルディージャ)をモチーフとしたキャラクターは今もなお孫ぞしている。

 この「アルディ」「ミーヤ」にくわえて、2025年7月21日にRB大宮を盛り上げる新たなマスコットが誕生。ファン・サポーターの投票により、「オージャ」「ブルル」「ブルくん」の中から名前が決定。千葉戦で発表される予定だ。

 その千葉戦では、ビジターサポーターゾーン、ビジターバック指定席のチケットを購入の方々をのぞく来場者にクラブマスコットのフィギュアがプレゼントされるとのこと。クラブ公式Xアカウントの投稿に、無料プレゼントというサービスを歓迎するコメントが寄せられる一方で、マスコットのデザインに関して複雑な心境が綴られたメッセージも。アルディやミーヤのフィギュア配布を望むファン・サポーターも一定数存在している。

 なお、RB大宮のフットボール本部長を務める原博実氏は2024年末、マスコットを変更を望まない声に対して「(リスの)マスコットは人気あるよね。それについては、随分色々やり取りしているとは聞いているけど。長く愛されてきたし」などとコメント。アルディやミーヤは現在も活動しているが、クラブ全体としてはレッドブル買収前の文化を尊重した上で、レッドブルの独自色を反映させる方向に向かっているようだ。