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ガソリンランプが点灯しても大体50kmは走れる!

©shutterstock / Inked Pixels
(画像=MOBYより引用)

自動車の燃料残量が少なくなってくると点灯する「燃料残量警告灯」。一般的には、ガソリンランプや給油ランプと呼ばれています。ガソリンランプが走行中に点灯すると、すぐにガス欠になってしまわないか、給油なしであとどれくらい走れるかが気になるところ。

メーカーや車種によって異なりますが、一般的には、ガソリン残量がタンク容量の15%以下ほどになると点灯するように設定されていることが多いようです。これにより、ガソリンランプが点灯してから、大体50kmの距離を走ることができると言われています。

50kmの根拠は諸説ありますが、代表的な理由は「ガソリンスタンドを備えたSA(サービスエリア)が、大体50km間隔で設置されているから」というものです。これにより、単純に考えれば高速道路を走行中にガソリンランプが点灯しても、次のSAまでは給油なしで走れるということになります。

ただし、50kmごとに給油所を設置するという基準は、道路公団時代までの話ですので、現在の高速道路では通用しません。ガソリンスタンドを備えたSAにたどり着くまでに、50km以上の距離を走らなければいけない場合ももちろんあるので、注意しましょう。

点灯するタイミングは車によって異なる

(画像=MOBYより引用)

車の大きさや種類によってガソリンタンクの容量が違うため、ガソリンランプの点灯するタイミングは車によって異なります。ガソリンランプが点灯する燃料残量の参考値は、その車の取り扱い説明書に記載があります。

もちろん、車種や走行方法によっては、50km走る前にガス欠になってしまうこともあります。最近は航続可能距離を表示してくれる車もありますので、ガソリン残量には余裕を持って走るようにしましょう。

ガス欠の症状|ガソリンがなくなると車はどうなる?

(画像=MOBYより引用)

ガソリンが無くなってくると、まずアクセルの反応が鈍くなり、踏んでも加速しなくなります。エンジンから異音や異常な振動がしたり、車体もぎくしゃくするようになり、最後には止まってしまいます。

また、燃料ポンプやインジェクター、バッテリー、スターターモーターの寿命低下など、ガス欠は車体にもダメージを与える原因にもなります。

さらに、ディーゼルエンジン車の場合、ガス欠後に給油しただけでは車は動かず、修理が必要になるケースも。ディーゼル車のガス欠には十分注意しましょう。

ガソリンがなくなった場合の対処方法

車体を小刻みに揺らしてみよう!

ガス欠の症状が出始めた場合、車体を小刻みに揺らすと症状が改善する場合があります。ガソリンタンクの底面に、ガソリンが片寄って溜まっている場合があるので、車体を揺らして、そのガソリンをポンプに流し込むのです。ただし、走れても1km程度の距離ですので、決して無理はしないでください。

エンジンをかけ直してみよう!

ガス欠で走れなくなってしまった場合、一旦エンジンを停止して、10分後に再度エンジンをかけ直すと、走れるようになることがあります。ただ、これもあくまで気休め程度の対処方法なので、あまり期待しないようにしましょう。

ロードサービスを呼ぼう!

走行中にガス欠を起こしてしまった場合、ハザードランプを点灯させて路肩へ駐車します。(高速道路の場合、ガス欠の兆候が出てきたら最左車線をゆっくり走行するようにしましょう)

安全な場所でロードサービスを呼びましょう。ロードサービス最大手のJAFだと、会員の場合は実費(ガソリン代)のみで基本料金は無料ですが、非会員の場合は最低でも2万円程度はかかります。もしもの時に余計な出費を抑えるためにも、ロードサービスに入会しておくといいかもしれません。

ガソリンランプが点灯する前に余裕をもって給油を!

(画像=MOBYより引用)

ガス欠はドライバーが燃料残量に気をつけていれば防ぐことができます。ガソリンランプが点灯する前に余裕をもって給油をしておきましょう。

特に、ガス欠のため高速道路上で停車してしまうと危険ですし、道路交通法違反となってしまいます。高速道路を走行する前には燃料残量を必ず確認しましょう。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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