
ボルシアMGで日本代表DF板倉滉とチームメイトの元U20日本代表FW福田師王は、ホルシュタイン・キールからFW町野修斗が加入したこともあり、移籍の可能性が浮上している。そんな福田がJリーグを経由せずに海外挑戦した背景を、清水エスパルスの反町康治GM(ゼネラルマネージャー)が明かしている。
現在21歳の福田は、2023年に神村学園高等部からJリーグを経由せず、ボルシアMGへ加入。セカンドチームの一員としてドイツ4部リーグで結果を残すと、2024年1月にトップチームへ昇格。2023/24シーズン後半はブンデスリーガで5試合に出場したほか、トップチーム昇格後もドイツ4部リーグでコンスタントにプレーしていた。しかし、2024/25シーズンはブンデスリーガ6試合の出場で1ゴールと、トップチームで出場機会を確保できず。同じくストライカ-の町野がボルシアMGへ移籍すると、ドイツ紙『RP』は「福田がドイツ2部、3部所属クラブへレンタル移籍する可能性が高い」と伝えている。
一方、テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで7月29日に公開された『サカろう』では、高校や大学等からJリーグクラブを経由せずに海外へ移籍することの是非が議論のテーマに。一部出演者から反対意見が出るなか、反町GMは福田の海外挑戦の裏側について、こう語っている。
「福田がJリーグのクラブからたくさんオファーをいただいて、その中で海外を選んだのは、(下部組織の)カテゴリーがちゃんとしたチームがある。例えばボルシアMGにはU19がある。(トップチーム昇格までの道のりについて)ちゃんとしたプレゼンテーションをされたら…。『神村学園の先輩、大学進学で3年間試合に出ていない』『Jクラブ行ったら、2年間出ていない』なんて言われたら、本人も『まずU19で自分の可能性を試したい』と思うのは普通」