
3年連続で惜しくもタイトルを逃したプレミアリーグのアーセナルは、全ポジションに実力のある選手が揃い、充実した選手層と、戦術面での一貫性を武器に今2025/26シーズンへ臨む。だが、優勝争いの行方を左右するのは上記の条件だけではない。試合日程や試合のタイミング、ケガ人の状況が結果に直結する。
アーセナルの開幕戦(8月18日)はアウェイでのマンチェスター・ユナイテッド戦。その後はホームで日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッド戦(24日)、続いてアウェィでのリバプール戦(9月1日)が控えている。第1〜8節は、ホームでのマンチェスター・シティ戦(22日)やアウェイでのニューカッスル・ユナイテッド戦(29日)を含み、リーグの中で最も過酷な序盤日程と言えるだろう。アーセナルの平均対戦難易度は1.94で、リバプールの1.91、シティの1.81を上回る。
年末年始の過密日程(第17〜20節)でアーセナルは、アストン・ビラ戦(12月7日)やブライトン・ホーブ・アルビオン戦(28日)、エバートン戦(21日)をこなす。この期間の平均対戦難易度は1.81で、リバプールの1.19よりも明らかに厳しく、選手層の厚さが試されそうだ。
年明け後の6試合(第21〜26節)では、リバプール(2026年1月8日)、マンチェスター・ユナイテッド(25日)、トッテナム・ホットスパー(2月22日)との試合が予定されており、平均難易度は1.75。この期間は逆にリバプール(1.96)やシティ(2.00)の方が厳しい。
シーズン終盤(第27〜38節)のアーセナルの平均対戦難易度は1.71で、リバプール(1.75)、シティ(1.73)と拮抗している。アウェイでのシティ戦(4月18日)を含んでおり、この時期にクラブがどの順位に位置しているか気になるところだ。