川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは先日、日本代表DF高井幸大をトッテナム・ホットスパーへ完全移籍により放出。高井にかわる即戦力センターバックとして、クロアチア1部ハイドゥク・スプリトから元クロアチア代表DFフィリップ・ウレモヴィッチを獲得する見込みだが、29日になってハイドゥク・スプリト側に新たな動きがあったという。

 ウレモヴィッチの去就を巡っては、現地メディア『24sata』が7月20日に日本とサウジアラビア国内クラブからのオファーを報道。すると、クロアチア『sportnet』は21日に「ハイドゥク・スプリトで年俸80万ユーロ(約1億3,800万円)を受け取っていたウレモヴィッチは、高額オファーの容認により、日本へ行くことが決まった」とリポート。移籍金が150万ユーロ(約2億5,900万円)だと伝えると、現地メディア『Nogometne vijesti』は移籍先が川崎だと報じている。

 この川崎移籍報道からおよそ1週間が経過したが、同クラブは28日時点で元クロアチア代表センターバックの獲得は公式発表していない。ただ、クロアチアサッカー協会が28日に発表した資料では、ウレモヴィッチはハイドゥク・スプリトを契約解除により退団。川崎移籍は秒読み段階に入ったとみられる。

 現在28歳のウレモヴィッチは、身長184センチで右利きのセンターバック。クロアチア1部ディナモ・ザグレブ、ロシア1部ルビン・カザン、イングランド2部シェフィールド・ユナイテッドなどを経て、2022年夏にヘルタ・ベルリンへ加入も、わずか1年でハイドゥク・スプリトへ移籍している。

 そのハイドゥク・スプリトでは、加入1年目から主力センターバックとして活躍。2024/25シーズンもクロアチア1部リーグ戦31試合でスタメン出場したほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選でも全4試合で先発していた。