北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が28日、自身のインスタグラムを更新。ピッチャーが投球前につけるロジンバッグ(滑り止め剤)について、独自の提案を行った。

【話題の投稿】日ハム伊藤とロッテ田中の“ロジン合戦”

■リズム狂わせる大量のロジン付け

日本ハムのエース・伊藤大海と千葉ロッテマリーンズ・田中晴也がマウンド上でロジンをたっぷりつける動画を添え、「バッターからすると本当に気になって仕方がないし、それに対してタイムをかけたらピッチャーのリズムが狂い、ピッチャーの態度をバッターが察知しイライラしてしまう」と、インスタグラムで問題提起した新庄監督。

ロジンといえば、周囲が見えづらくなるほど粉を出すルーティンの伊藤が日本球界では有名だが、じつは27日にエスコンフィールドで行われた日本ハム対ロッテでそれにまつわる“ちょっとしたトラブル”が起きていた。

■田中を睨みつけるレイエス

この日の先発投手は、前述の伊藤と田中。

伊藤に負けず劣らず、この日の田中は周囲に粉が舞い上がるほどのロジン付けを毎回行ったため、対戦相手・清宮幸太郎やレイエスが一旦打席を外し田中を睨みつける一幕があった。

それは、実況の土井悠平アナが「マウンドの後方が、(ロジンの粉で)真っ白になっていますね…」と驚きの声をあげるほどで、中継カメラには2投手の落とした大量の粉が映っていた

■「何度もいいますが開発お願いします」

さらに「手に沢山つけたくてつけてるのではなく、バッターが打ちづらくするために沢山つけてるやろってバッターは思ってしまい集中力がなくなる」とつづった新庄監督。

「お互いに良くないので何度もいいますが開発お願いします。沢山付ける投手はポケットに入れて欲しいかな」と、ロジンのさらなる進化を願ったのだった。

■「日本球界の為」と反響

対戦相手の田中を批判するのではなく、よりよいプロ野球界のため考えを明かした新庄監督。

この発信はネットで反響を呼んでおり、「BOSSは日本球界の為に話しています」「早く粉の舞わないロジンが開発されると良いですね」「良い商品の開発期待」と支持する声が次々上がっている。

日ハム伊藤とロッテ田中の“ロジン合戦”

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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤