元日本ハムファイターズの片岡篤史氏が26日、YouTube『片岡篤史チャンネル』に出演。東京ヤクルトスワローズ入りが報じられている元阪神タイガース・青柳晃洋の去就について持論を展開した。
■青柳がヤクルト入り確実?
フィラデルフィア・フィリーズの2Aを解雇され、東京ヤクルトスワローズ入団が決定的と報じられている青柳。
片岡氏は「ちょっとアンダーの、 ああいうふうなピッチャーはアメリカには少ないから、どうかなと思ったけど、やっぱりアメリカは甘くないね。全盛期に行ったらどうだったかという気はある」と語った。
■片岡氏が独自見解
ヤクルト入りの背景として、青柳の母親がかつてヤクルトレディとして働いていたことに言及。「藤浪晋太郎と同級生や、青柳って。彼は、自分で自分の居場所を自分の力で確保して、 開幕投手やタイトルも取れる投手になった」と指摘する。
続けて「ヤクルトは怪我人が多くて、主になるピッチャーがいないんで。野球もそうやけど、チーム全体にも良い流れを呼んできてくれそうな人間と思う」とコメント。
また、「神宮球場と相性が良いこともあるし、サイドハンドも少ない。少しボールのスピードやキレは落ちてきたけど、藤浪同様ちょっと大人になったピッチングを見せたら、戦力になる」と分析した。
■阪神復帰の可能性は?
スタッフから「阪神に戻る可能性はないのか?」と質問されると、「阪神の枠があると思う。戻るのも良いけど、違うところでやってみたいからメジャーに行ったわけやん」と片岡氏は語る。
さらに「そこでまた、阪神に帰るよりも、メジャーに行くときにはもう、『新しいところやるんだ』と思って移籍したから、違うところに行ったほうがええんちゃう? 違うところでやってみたいという気持ちが強いんじゃないかな」と持論を展開した。
■フィリーズ2Aを解雇に
青柳は2024年シーズン終了後、ポスティングシステムを利用してフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。キャンプには招待選手として参加したものの、結果を残せず、3Aからのスタートとなり、6月には2Aに降格していた。
阪神に戻る選択肢もあるが、「ヤクルトと契約合意」という報道も。仮に入団した場合、タイガースとしてはかつてのエース格だった藤浪と青柳がセントラル・リーグのライバルチームに移籍するという事態となる。