アルビレックス新潟 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟は7月28日、ブラジル3部マリンガFCからブラジル人FWマテウス・モラエスを獲得したと公式発表。期限付き移籍での加入と報じられているが、同選手のコメントに違和感があると波紋が広がっている。

 モラエスは新潟加入決定を受けて、「このビッグクラブ、アルビレックス新潟のユニフォームを着ることができて、本当に幸せです。勝ちたいという強い気持ちとともにチームに加わりました。そして、進化し続けながら、ピッチで全力を尽くします。多くの喜びと成長を分かち合える旅になりますように。一緒に頑張りましょう!」と、公式サイトを通じてコメントを残している。

 このコメントの中で、新潟を「ビッグクラブ」と呼んでいることが話題に。同クラブは現在J1最下位に低迷。残留ラインから勝ち点5差とJ2降格の可能性もあるだけに、ビッグクラブではないとの意見が相次いでいる。ただ一方で、マリンガFCがブラジル3部リーグで16位に沈んでいるだけに、本人が古巣との比較で新潟をビッグクラブと捉えている可能性も考えられるところだ。

 現在25歳のモラエスは2025年6月はじめ、マリンガFCと2028年12月までの契約延長で合意したばかり。ブラジル『ge』が7月11日に韓国1部・水原FC移籍破談を報じると、12日に「新潟へ1年間のレンタル移籍で加入する見込み」と報じている。

 また、新潟移籍前にはブラジル国内の複数クラブがモラエスに関心を寄せていた模様。『ge』はマリンガFCが500万レアル(約1億3,300万円)以上の移籍金を要求したことを伝えていただけに、買い取りオプションが盛り込まれている場合は、設定額が500万レアル程度である可能性も考えられる。