ディエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ在籍時) 写真:Getty Images

 ブラジル1部クルゼイロからサントスへ期限付き移籍中のブラジル人DFゼ・イヴァウドに、サントス退団の可能性が浮上。チームメイトである元鹿島アントラーズMFディエゴ・ピトゥカとともに、Jリーグ移籍の可能性が取りざたされている。

 現在28歳のイヴァウドは、身長185センチで右利きのセンターバック。ECヴィトーリアをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2025年1月にサントスへ加入。サンパウロ州選手権で14試合中11試合スタメン出場と加入直後からレギュラーに定着すると、ブラジル1部リーグ戦でも11試合で先発。しかし、直近2試合でベンチ外となっており、退団の可能性がささやかれている。

 ブラジル『ge』が28日に伝えたところによると、イヴァウドのレンタル契約には一定の出場試合数に到達したときに発動する買い取り義務条項が存在。記事では、同選手の去就についてこう記されている。

 「彼はジョアン・バッソにレギュラーを奪われ、直近の2試合でプレーしなかった。クレベル・シャビエル監督のもとで序列が低下している。日本とサウジアラビアのクラブがイヴァウドの獲得に興味を示している。海外クラブとの移籍金交渉は現在も進行中だが、正式オファーはまだ届いていない」

 また『bola vip』が伝えたところによると、買い取り義務の設定額は100万ドル(約1億4,800万円)であるとのこと。移籍金額は現時点で報じられていないものの、この設定額に匹敵する可能性も考えられるところだ。

 なお、サントス所属選手ではピトゥカにJリーグ再挑戦の可能性が。2024シーズンとは異なり、控え要員に甘んじている同選手について、『bola vip』は「日本国内クラブから移籍金800万レアル(約2億2,000万円)のオファーが届いている」と報道。ブラジル代表FWネイマールとの契約延長の一方で、財政難の可能性も報じられているサントスは、余剰戦力の放出に動くかもしれない。