中村敬斗 写真:Getty Images

 スタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗は、日本ツアーに帯同していない。ガンバ大阪との古巣対決を控えるなか、28日になって同選手のSNSアカウントにおける変化が話題に。移籍の可能性も報じられるなど、去就に注目が集まっている。

 中村の日本ツアー欠席については、ランスの広報担当者が「体調不良が理由」と説明していたが、本人は同クラブに関するインスタグラムの投稿を28日までにすべて削除。このSNSにおける異変を受けて、ファン・サポーター等の間では移籍、G大阪戦欠場の可能性が指摘されている。

 ランスとの契約を2028年6月まで残している中村には、すでに他クラブからの関心が報じられている。2025年6月の時点でランス退団の可能性が報じられ、オリンピック・マルセイユ、ニース、サウジアラビア1部アル・フェイハFCからの関心も取りざたされが、『L’union』は7月4日にクラブ幹部の話として「彼は残留する見込み」と伝えている。

 しかし、16日開催に行われたトレーニングマッチを欠場すると、『L’union』は「出場リストに彼の名前があったにもかかわらず、1分もプレーしなかった。ウォーミングアップすらしていない」「試合後、監督は中村について全くコメントしていないが、それはサインなのだろうか?」とリポート。

 すると、現地メディア『ランスVDT』は日本代表MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPからの関心を報道。「移籍金は1,500万ユーロ(約25億6,700万円)の見込み」と伝えた。

 また、SNSでの意見を受けて、日本人選手の移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は「中村とランスの関係が破綻。彼はインスタグラムでランスのユニフォームを着た投稿をすべて削除し、フォローも外した。移籍を望んでいるが、ランスは反対している模様」とリポート。