前田大然 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックは川崎フロンターレからFW山田新を完全移籍により獲得した一方で、日本代表FW前田大然を放出する見込み。セルティックとの契約延長を延期したほか、プレミアリーグ所属ブレントフォードへの移籍に迫っているという。

 前田の去就を巡っては、2025年7月時点でブレントフォード、トルコ1部フェネルバフチェ、それに日本代表DF高井幸大の獲得したトッテナム・ホットスパーからの関心が報じられており、前田本人もステップアップ移籍に前向きとみられている。

 そんななか、英メディア『フットボール・インサイダー』は28日に「前田がセルティックとの契約延長交渉を中止した」とリポート。「彼は移籍期間の現段階で長期契約を結ぶことには消極的だ」「セルティックとの契約をあと2年残している彼は、自身のもとに届いたあらゆるオファーを評価するつもりだ」とセルティック退団の可能性を伝えていた。

 すると英紙『デイリーレコード』は「前田のセルティック退団が目前に迫っている」と報道。「ブレントフォードはこの日本人アタッカーの獲得を狙っている」とプレミアリーグ移籍の可能性を伝えているが、セルティックもすでに前田にかわるストライカ-の獲得に向けて準備している模様。ゴーアヘッド・イーグルス所属FWヤコブ・ブレウムに関心を寄せているというが、同選手は2024/25シーズンのオランダ1部リーグ戦26試合の出場で10ゴール5アシストをマークしている。

 現在27歳の前田は、2022年1月にJ1の横浜F・マリノスからセルティックへ移籍。加入1年目からウイングでレギュラーに定着していたが、2025年1月以降は絶対的ストライカ-である日本代表FW古橋亨梧がスタッド・レンヌへ移籍したこともあり、センターフォワードとして起用される機会が増加。スコットランド1部リーグ戦で16ゴールを挙げ、優勝に貢献している。