
今2025年夏、プレミアリーグのアーセナルで、プレシーズンマッチに出場した若手選手が注目を集めているようだ。
同クラブのアカデミー出身である15歳の有望株、MFマックス・ダウマンは、年齢に見合わぬプレーでファンやクラブ関係者の視線を引きつけている。特に7月27日に行われプレシーズンのニューカッスル・ユナイテッド戦(3‐2)では、途中出場からわずか数分で相手守備陣を翻弄し、PKを獲得するなど鮮烈な印象を残した。
スペインメディア『Fichajes』によると、ラ・リーガのレアル・マドリードが、すでにこのダウマンに関心を示しており、早期の獲得オファーを検討している可能性があると伝えている。
ダウマンはニューカッスル戦での出場時間がわずか30分だったにもかかわらず、そのパフォーマンスはアーセナルのサポーターの間で高く評価され、SNS上でも大きな話題となった。特にニューカッスルのMFジョエリントンが、同選手を止めきれずにペナルティエリア内でファウルを犯した場面は、ダウマンのスピード、そしてテクニックの高さを物語っている。
現在、15歳のダウマンは児童保護に関する規定により、チームメイトと同じロッカールームに入ることすら許可されていない。そのような環境下だが、アーセナルのミケル・アルテタ監督はトップチームに帯同させている。プレミアリーグで定期的に出場するのは時期尚早かもしれないが、指揮官やクラブの期待の大きさは明らかである。
将来的にマドリードのようなクラブへの移籍を夢見る若手は多いが、アーセナルとしては、クラブにダウマンを引き留めるための明確な戦略と働きかけが求められる状況となっているのかもしれない。