チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のブラジル人FWチアゴ・サンタナは、7月27日に行われた明治安田J1リーグのアビスパ福岡戦でスタメン出場。63分までプレーしたが、同選手のスタッツが話題になっている。

 互いの決定力を欠き、0-0という結果に終わった一戦。サッカーサイト『Sofa Score』は出場選手を採点しているが、サンタナは両チームのスタメン出場選手で最低点の「6.2」(10点満点)に。63分間のプレーでボールタッチがわずか17回であり、ボールロストは10回。デュエルでは10回中9回敗れている。

 低調なパフォーマンスに終始したことがデータに反映されているだけに、試合後にはサンタナに対する批判が噴出。マチェイ・スコルジャ監督に対して、福岡戦で途中出場したFW小森飛絢のスタメン起用を求める声が挙がっているほか、ブラジル人ストライカーの放出論も湧き起こるなど、福岡戦で勝ち点1という結果に終わった原因をサンタナのプレーに求める浦和サポーターは一定数存在するようだ。

 来日1年目から2シーズン続けてJ1リーグで2桁ゴールをマークするなど、清水エスパルスで実績を積み重ねてきたサンタナだが、2024年の浦和移籍以降は一転して本来のパフォーマンスを発揮できていない。2025シーズンもJ1リーグ戦で開幕から9試合スタメン出場し3ゴールも、その後はグロインペイン症候群の発症により戦線離脱。5月28日のJ1第22節セレッソ大阪戦で復帰したが、C大阪戦以降はスタメン出場1試合、途中出場4試合で1ゴールにとどまっている。

 FIFAクラブワールドカップ・グループステージ第3節のモンテレイ戦で大敗を喫した後、すぐさま元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスのもとへ向かい、ユニフォームの交換を求めたことでも注目を浴びたサンタナ。チームがJ1で首位ヴィッセル神戸から勝ち点8差の8位と、逆転優勝の可能性を残しているだけに、一刻も早いパフォーマンスの改善が求められる。