
7月26日に香港で開催されたプレミアリーグのリバプールとセリエAのミランの親善試合(2‐4)では、今2025年夏にリバプールへ新加入したMFフロリアン・ビルツが初出場を果たした一方で、ピッチに姿を見せなかった数名の選手にも注目が集まった。
リバプールのFWルイス・ディアスとFWダルウィン・ヌニェスは、スロット監督の招集メンバーから外れており、特にディアスに関してはブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンへの移籍が近づいているとの見方が強まっている。スロット監督は試合後、ディアスの欠場理由を問われ「ディアスの件については、最近彼の周囲では多くの噂が飛び交っている。詳しくは話せないが、非常によくトレーニングしている。ただ、現時点では起用しないという判断をした」と語ったことをUKメディア『The Liverpool Offside』が伝えた。
一方ヌニェスに関しては、夏の移籍市場初期にラ・リーガのアトレティコ・マドリードやセリエAのナポリと結びつけられたが、いずれもリバプールの評価額には達していない。スロット監督は「ヌニェスも良いトレーニングを積んでいて、試合でも好パフォーマンスを見せたが、ケガ明けのためリスクは取らなかった」と説明した。また、日本代表MF遠藤航についても同様に出場を見送ったという。
現在、サウジアラビア1部のアル・ヒラルがヌニェスに関心を示しているが、同リーグのアル・ナスルも1月に7,000万ユーロ(約121億円)のオファーを提示していたと報じられている。
当時はタイトル争い中で代役が見つからなかったため売却は拒否されたが、今ではその金額での移籍が容認される可能性がある。リバプールは得られた資金をプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドのFWアレクサンダー・イサク獲得に充てるとの観測もある。