7月25日。

多くの方にとっては給料日だったのではないかと思います。

選挙が終わり、夏の喧騒も一段落。日常に戻った方も多いことでしょう。

残念ながら私は、今回の選挙で落選し、現在また無職(定職はないの意)の身となりました。

しかし——それでも訴え続けたい。

働くことに、あまりにも負担が重くのしかかるこの国の仕組みの異常さを。

給料の手取り、いくら減っていますか?

皆さんの給与明細。ぜひ今一度、目を通してみてください。

健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険…。

合計で2割近くが「社会保険料」として差し引かれているはずです。

額面30万円の給料なら、社会保険料だけで約6万円が天引き。

ここに所得税と住民税が加われば、手取りは20万円前後。

これで「物価高だから消費を回せ」と言われても、無理がありませんか?

社会保険料が高いのは、制度が古くなっているから

なぜ、こんなに社会保険料が高いのか。

一言でいえば、制度が時代遅れのまま放置されてきたからです。

年金の多くは高齢者に配分され、若い世代は“支えるだけ”になっている 医療費の多くは高齢者医療に使われ、しかも現役世代の負担割合が大きい 子育て支援金や介護保険の負担も、現役世代にばかり重く上乗せされている

この構造を見直さない限り、どれだけ働いても報われない国のままです。

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選挙が終わっても、改革は終わらない

今回、私は選挙でその改革を訴え、戦いました。

結果として落選し、しばらくは「政治家」ではなくなります。

けれども、私の戦いが終わるわけではありません。

社会保険料の高さに苦しむ現役世代がいる限り。

この国の制度が、未来世代の希望を奪い続ける限り。

命ある限り、声を上げ続けます。

改革の火を、絶やすわけにはいかないのです。

だから、今この瞬間から

どうか、今このタイミングで考えてみてください。

毎月の給料から、いくら社会保険料を払っているのか。