中村敬斗(写真左)と伊東純也(写真右) 写真:Getty Images

 日本代表MF伊東純也、FW中村敬斗、DF関根大輝ら擁するスタッド・ランスは、日本ツアーを開催。27日にモンテディオ山形戦を控えているが、注目度が低いと海外で話題に。スポンサーである『株式会社ヤスダグループ』にバルセロナ対ヴィッセル神戸の開催費用未払いの可能性が報じられたことも影響を与えているかもしれない。

 フランス『ランスVDT』は26日に「カレル・ヘラーツ監督の山形戦前記者会見が実施されたが、まさかの報道陣不在…」とリポート。同日には、バルセロナ対神戸が開催されるが、ヤスダグループを巡る問題が連日報じられているだけに、メディア関係者の注目はノエビアスタジアム神戸での一戦に大きく傾いているとみられる。

 その山形戦の前日会見では、ヘラーツ監督が日本の印象やチームの現状についてこう語ったという。

 「まず初めに、日本での歓迎は本当に温かく、非常に素晴らしいものでした。日本の皆さんからとても良く迎えていただきました。環境も理想的で、明日対戦する山形との試合が行われるスタジアムで練習できていますし、気温に慣れるために夜に練習を行います」

 「日本人がとても親切でオープンな人々だということは以前から知っていましたが、それを実際に自分の目で見て体験すると、やはり印象が違います。練習後にはたくさんの人が私たちに会いに来てくれて、とても歓迎してくれます。アジアでも私たちに声援を送ってくれるファンがいるのは本当に嬉しいことです」

 「明日の試合については、選手の出場時間を段階的に増やしていくために、いくつかの組み合わせを試す予定です。こうした形で試合を重ねていく中で、チームとしてのプレーの進化が見られるのはとても重要です。時差の影響など、さまざまな状況に選手たちがどう対応できるかを見ることになるでしょう。いずれにしても、チームの強さというのは、あらゆる状況に適応できる力にあると私は信じています」