高温多湿になる夏は、カビに気をつけたい季節だ。とくに湿気が溜まりやすい浴室は、カビの温床になることが多く、注意したいところ。

以前に放送されたテレビ番組では、多くの人がカビ対策のつもりでやっていることが、じつは間違いだったとして反響を呼んだ。

■対策したつもりが…

話題になったのは、今年5月14日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)。浴室のカビ対策について取り上げた。

カビ対策のつもりで、入浴後に浴室のドアを開け放って風通しを良くして乾燥させる、という人も多いはず。

しかし、カビ取りマイスター・三好孝典氏によると、これはじつは逆効果。浴室の湯気が脱衣所に広がってカビやすい状況になってしまうことから、浴室から出たらすぐにドアを閉める。その後、24時間換気を回すとよい。

■約3割が「開けたまま」

ちなみに、Sirabee編集部が全国の10~60代の男女653名に調査を実施したところ、「入浴後、浴室のドアを開けたままにしている」と回答した人は全体の33.4%と、約3割の人が誤った対策をしていることが分かった。

入浴後のドアに関する調査
(画像=『Sirabee』より引用)

スタジオでも、モデルの知花くららが「冬は過失になるからいいかなぁ、なんてドアを開けたりしたことがあります」と話し、三好氏は「加湿になって人にも優しいんですけど、カビにも優しいんです」と説明。

また、アンジャッシュ・児嶋一哉は、脱衣所だけでなく、全部屋のドアを開けると話したが、これも浴室の湯気は外に出さないほうがよいという。

■50℃以上のお湯が有効

三好氏によると、浴室のドアを閉めて換気する以外にも、入浴後に50℃以上のお湯で石鹸カスなどを洗い流し、水気を切っておくのがオススメ。

水気を拭き取ることも有効だが、スクイージーで水気をしっかり切ってから出るのがより効果的とのことだ。

また、アサヒペン公式サイトによると、浴室全体に冷水をかけて温度を一気に下げ、カビの適温以下にすることも有効。災害対策などで浴槽の湯を張ったままにしている場合にはフタをすることや、定期的に防カビ剤などを使うのも対策になるという。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 2025年6月6日~2025年6月11日

調査対象:全国10代~60代の男女653名