元読売ジャイアンツ監督で野球評論家の堀内恒夫氏が25日、自身のAmeba公式ブログを更新。今年のオールスターゲームについてつづった。
■斬新な取り組みに賛否
23、24日にわたって行われたマイナビオールスターゲーム2025。12球団の一流選手が集う年に1度の祭典で、今年はパ・リーグが2戦2勝とした。
福岡ソフトバンクホークスの左腕・モイネロが、右投げで打者と対戦。選手が小型マイクを装着し、放送席の解説者らと対話しながらプレーするなど、試合を盛り上げるための斬新な取り組みが話題に。
これにネット上では「マイクあったほうがいい」「やりとりおもしろすぎる」「オールスターとはいえ、守備中の選手にマイク付けるのやめてほしい オールスターならではの真剣勝負が見たい」と賛否が分かれている。
■「おちゃらけた内容にするんだったら…」
「オールスターゲームとは?」とのタイトルで更新した堀内氏は、「オールスターゲーム なんだか開催の趣旨が変わってきたようだね。ファンサービスのようなおちゃらけた内容にするんだったらシーズンオフにやったらどうだろうか」と記す。
自身が現役の頃は交流戦がなく、オールスターは相手選手を知るいい機会だったという。「パ・リーグの名だたる選手たちがどういうプレーをするんだろうか。真剣に観たしプライドをかけて真剣に戦った。それが日本シリーズにも役立ったもんさ。オールスターゲームに選ばれるのって選手にとって勲章の1つだったはず」と振り返る。
■ガチンコ勝負のオールスター提言
その上で、堀内氏は「ということで、どうだろう。来年からオールスターゲームは1試合人数をもっと絞って開催するというのは」と提言。そこでは、これぞプロというガチンコ勝負のパフォーマンスを見せてもらいたいと希望する。
「アメリカに倣ってレッドカーペットもいいけれど ただただ表面だけを真似するんじゃなくてなぜレッドカーペットなのか それを理解してやってもらいたい」「メジャーで選ばれしトッププレーヤーたちは 例えば、ピッチャーが利き腕と違うほうで投げたりしてファンを楽しませるのだろうか」とコメント。
■「せっかく集まったのに残念」
「日本のプロ野球選手 いい選手がいっぱいいてせっかく集まったのに残念だったね」と感想を述べ、「ぜひとも、ご検討を。頼みましたよ」と結んだ堀内氏。
コメント欄には「真剣勝負が面白かったのに」「趣旨が分かりづらいのでお祭りみたいになりましたね。近年は交流戦がありますが私は普段対戦が少ない『投手対打者』の真剣勝負が好きです。トップクラスの勝負ですね。有意義に開催してほしいと私も思います」「今は楽しければそれでいいという雰囲気ですね。まあお祭りみたいなもんでしょうか」との声が寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)