元東北楽天ゴールデンイーグルス監督のデーブ大久保氏が24日、自身のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』に出演。ミネソタ・ツインズのロッコ・バルデッリ監督がとった作戦を疑問視した。
■ツインズの作戦を疑問視
現地時間の23日にドジャースタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャース対ミネソタ・ツインズの試合を振り返った今回の動画。
この試合では9回裏、1点差で勝っていたツインズがツーアウト1塁で大谷選手を申告敬遠。次打者のエステウリー・ルイーズが四球を勝ち取り、続くフレディ・フリーマンの逆転サヨナラタイムリーでドジャースが勝利した。
大久保氏は大谷の申告敬遠について「ちょっと待てと。初めて見ました。1点差で、ランナーを自由にスコアリングポジションにあげてしまう」と驚いた。
■「これはない」
さらに同氏は「1本のヒットで同点にはなります。前進シフトを取っていれば別ですけど、 外野のあいだを抜ければ、大谷選手も足が速い。これはウイニングランです。逆転のランナーになるんです」と指摘。
続けて「これはね、僭越ですけど、メジャーリーグの方に失礼ですけど、これはないですよ。この作戦は。 これはびっくりしました。絶対バチが当たると、失礼だけど本音で思いました。これはないと」とツインズのバルデッリ監督がとった作戦を疑問視していた。
■ヘルナンデスが下がりルイーズが入っていた
ドジャースはこの試合で1番ムーキー・ベッツ、2番大谷、3番テオスカー・ヘルナンデス、4番フリーマンというスターティングメンバーを組んだ。
大谷が5試合連続ホームランを放ったもののツインズが逆転。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は野手を惜しみなく起用し、ヘルナンデスも交代。3番には俊足だが、打撃力に課題のあるルイーズが入っていた。
■野手を使い切っていた
ロバーツ監督が野手を使い切り、代打の可能性もないことから、バルデッリ監督は、2塁にランナーが進んだとしても、大谷ではなく、ルイーズとの勝負を選択。
しかし、ルイーズの粘りに負けて投手がフォアボールを出してしまい、4番のフリーマンがサヨナラヒット。ドジャースの鮮やかな逆転勝ちとなった。
この作戦については大久保氏のように「あり得ない」「作戦ミス」という意見の一方で、「状況を考えれば合理的」「理解ではできる」「間違いではないと思う」という声もある。