福田師王 写真:Getty Images

 日本代表DF板倉滉擁するボルシアMGは、ホルシュタイン・キールからFW町野修斗を獲得する見込み。日本代表ストライカーの加入が、ボルシアMG所属FW福田師王の去就に影響を与えるとみられる。

 現在21歳の福田は、2023年に神村学園高等部からJリーグを経由せず、ボルシアMGへ加入。セカンドチームの一員としてドイツ4部リーグで結果を残すと、2024年1月にトップチームへ昇格。2023/24シーズン後半はブンデスリーガで5試合に出場したほか、トップチーム昇格後もドイツ4部リーグでコンスタントにプレーしていた。

 ボルシアMGでの更なる飛躍が期待されたが、2024/25シーズンはブンデスリーガ6試合の出場で1ゴールと、トップチームでプレータイムを確保できず。ドイツ4部リーグでは15試合の出場で4ゴールを挙げているが、2025/26シーズンにトップチームの構想に入るか微妙とみられていた。

 ボルシアMGは2024/25シーズンのブンデスリーガで2桁ゴールを挙げた町野を獲得することが決定的に。『スカイ』など複数メディアが一斉に報じているが、その一方でドイツ紙『RP』が24日に伝えたところによると、福田にはドイツ2部、3部所属クラブへレンタル移籍する可能性が高いとのこと。現在、トップチームのプレシーズントレーニングに帯同し、練習試合に出場しているが、ボルシアMGは練習試合でのプレーを他クラブへのお披露目の場として考えているという。

 ボルシアMGで出場機会に恵まれなかった福田。町野の加入によりさらに序列を下げて、トップチームで飼い殺し状態になるより、カテゴリーを下げて他クラブでコンスタントにプレーする方が、今後の成長に繋がるかもしれない。