
日本代表OB内田篤人氏の一部発言を巡り、本人と直接会話したセレッソ大阪所属MF香川真司が、自身の去就に言及。韓国移籍の可能性について語ったほか、日韓両国のプレースタイルの違いにも触れている。
韓国代表OBパク・チュホ氏のYouTubeチャンネルでは、7月21日に香川と再会する時の動画が公開。ボルシア・ドルトムント時代の元チームメイトから将来的な韓国リーグ挑戦の可能性について問われると、大邱FCからC大阪へ移籍したMF吉野恭平から聞いた情報などをもとに、韓国サッカー界の特徴を踏まえながらこう答えている。
「あまりイメージがつかないね。サッカー(のスタイルが)日本とはまた違う。もっとフィジカル(能力が求められる)イメージだね。日本よりスペースはもうちょっとありそう。日本は今、コンパクトに組織で(戦う)。あとピッチが(日本と違って)あまり良くないイメージだね」
韓国では、多くのスタジアムでピッチコンディションに関する問題が発生。韓国メディア『フォーフォーツー』で掲載された記事によると、2024年夏にジュビロ磐田から大田ハナシチズンへ移籍したFW石田雅俊は、この問題についてこう述べたという。
「韓国のスタジアムはピッチコンディションが良くないから、まわりが見えない。ボールタッチ、ボールコントロールに気を遣う必要があるし、ミスすることもある。日本とは全然違う。日本のスタジアムは芝の状態が良い。プレー環境は、韓国1部リーグよりもJ3リーグの方がずっと良いくらいだ。初めて韓国に来た時は問題なかったけど、最近は酷くなっている。プレーに影響が出るのは致し方ない」
また、マンチェスター・ユナイテッド時代に香川とチームメイトだった元イングランド代表MFジェシー・リンガード(FCソウル)も「プレミアリーグでは、パスが足元にきちんと届くかどうか心配する必要はない。だが韓国では、そのことについて気を遣う必要がある。良いサッカーをするためには、良好なピッチコンディションが必要不可欠だ」と、劣悪なピッチコンディションがプレーに与える影響を主張していた。