ビクトル・ギェケレシュ 写真:Getty Images

 今2025年夏の移籍市場で積極的な動きを見せているプレミアリーグのアーセナルは、チームの強化を進めている。これまでにGKケパ・アリサバラガや、ウィンガーのFWノニ・マドゥエケを獲得。さらに、MFクリスティアン・ノアゴールとMFマルティン・スビメンディの中盤2名の補強を完了し、ラ・リーガのバレンシアに所属するDFクリスティアン・モスケラの加入も間近と様々なメディアを通じ報じられている。

 その中でひと際注目を集め続けているのが、ポルトガル1部のスポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュの動向だ。

 ポルトガルメディア『A Bola』によると、アーセナルは同選手の獲得に向けてクラブ間合意に至ったという。正式発表はまだ行われていないが、成立は時間の問題とのことだ。

 同メディアの報道によれば、ギェケレシュのアーセナルでの年俸は税引後で720万ポンド(約14億3千万円)、週給に換算すると13万8,000ポンド(約2,720万円)に達する見込みのようだ。これは欧州の得点力に優れた選手としては比較的抑えられた水準と伝えられており、クラブ内の最高額クラスの選手に該当しないようだ。

 ギェケレシュはスポルティングで公式戦102試合に出場し、97ゴールを記録。昨2024/25のリーグ戦では33試合39ゴールという高い決定力を示した。

 今回の補強は、アーセナルが長年抱えてきたストライカー不在の問題に対する明確な解決策と位置づけられており、アーセナルのサポーターはクラブからの正式発表を首を長くして待っているはずだ。