韓国1部・全北現代所属のイタリア人FWアンドレア・コンパーニョは、欧州クラブへの移籍で合意した模様。セレッソ大阪や横浜FCからのオファーも報じられていたが、10億円規模の移籍金が獲得への障害になったとみられる。
コンパーニョの去就を巡っては、ルーマニア『sportpesurse』が2025年6月末に横浜FCが移籍金500万ユーロ（約8億6,2000万円）のオファーを用意している可能性を報道。『DIGI Sport』は7月17日に「C大阪は最初のオファーで移籍金500万ユーロを提示。全北はこの金額に満足していない。提示額を550万ユーロ（ 約9億3,600万円）に増額する用意がある」と伝えていた。
Jリーグクラブによる争奪戦が考えられるなか、『DIGI Sport』は21日になってラ・リーガ所属ラージョ・バジェカーノ移籍の可能性を報道。全北の要求額を600万ユーロ（約10億3,500万円）と伝えていたが、23日までにクラブ間合意。移籍金は600万ユーロであり、これに一定のボーナスが加算されるという。また、同選手は2025年12月まで全北でプレーした後、ラージョへ合流するとのことだが、記事では「UAE、日本からもオファーが届いていた」と綴られている。
現在29歳のコンパーニョは、身長195センチで右利きのストライカ－。2018年夏まで母国イタリアの複数を渡り歩くと、その後はルーマニア1部FCウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ、中国の天津津門虎FCなど海外クラブでプレー。2025年2月に天津から全北へ完全移籍し、韓国1部リーグ戦15試合の出場で8ゴールをマークしているほか、AFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）でも2試合の出場で2ゴールと結果を残していた。
日本国内クラブにとって高額な移籍金を要する可能性があることにより、2025年夏の移籍ウィンドウでひそかに脚光を浴びていたコンパーニョ。Jリーグ挑戦は幻に終わり、欧州復帰で決着しそうだ。
