オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 浦和レッズ在籍歴のある元ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、2025年6月末にローマからエンポリへの期限付き移籍期間が満了。ローマで2025/26シーズンの構想外とみられるなか、ここに来てポーランド移籍の可能性が取りざたされている。

 ソルバッケンの去就を巡っては、ノルウェー『TV2』は6月23日に同国1部ローゼンボリBK移籍の可能性を報道。「ローゼンボリは期限付き移籍獲得で、ローマと交渉中」と伝えたほか、「ソルバッケン本人も移籍を熱望」と選手サイドの意向にも触れていた。

 7月以降、母国復帰の可能性について音沙汰がない一方、 ポーランド『Meczyki』が24日に伝えたところによると、同国1部ヴィジェフ・ウッチがソルバッケンの獲得に興味。記事では「1週間前の時点では、ウッチ移籍の可能性は低かった。しかし、クラブ首脳陣がソルバッケンの代理人と再度交渉。これは、より良いオファーを提示する可能性があることを示している」と綴られているが、オファーの内容には触れていない。

 現在26歳のソルバッケンは2022年11月にノルウェー1部FKボデ/グリムトからローマへ完全移籍した後、複数クラブを渡り歩いている状況。2023年9月にギリシャ1部オリンピアコスへレンタルも、わずか2か月で構想外扱いを受け、2024年1月に浦和へ期限付き移籍した。

 しかし、浦和では怪我により2023シーズン開幕から出遅れ。5月22日のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)までデビューがずれ込むと、その後はJ1リーグ5試合の出場でノーゴールという結果に終わり、同年6月で期限付き移籍期間満了によりチームを去っている。

 そして浦和退団後の2024年8月14日にエンポリへ1年レンタルにより加入。セリエA開幕から12月はじめまで、リーグ戦ほぼ全試合でピッチに立っていたが、12月8日のリーグ戦で負傷すると、その後は3か月にわたり戦線離脱。復帰後はほぼ全試合で途中出場でノーゴールと結果を残せなかった。度重なる負傷離脱に悩まされているノルウェー人ストライカーの去就に注目が集まる。