
昨2024年夏にラ・リーガのレアル・マドリードのプレシーズンで、最も注目された17歳の新星が復帰に近づいているようだ。
マドリードのカルロ・アンチェロッティ前監督の下、昨年のアメリカ遠征で合計78分間プレーしたDFジョアン・マルティネス。昨年のプレシーズン2試合の親善試合とトレーニングの両方で強い印象を残していた。
しかし、その後の8月上旬、センターバックであるマルティネスは前十字靭帯(ACL)を損傷し、長期離脱を余儀なくされていた。
そんな同選手がシャビ・アロンソ監督体制下で再浮上する可能性が指摘されている。離脱から約1年、マルティネスは回復の最終段階に入っており、アロンソ監督下でマドリードのトップチームに組み込まれる可能性があると、スペインメディア『AS』は報じている。
現在、マドリードのセンターバックはDFディーン・ハイセン、DFアントニオ・リュディガー、DFエデル・ミリトン、DFラウール・アセンシオ、そして去就が不透明なDFダビド・アラバの5人のみとなっており、クラブはアラバの放出にも前向きだと報じられている。マドリードのセンターバックの人数は、移籍した選手の関係で減少している。
プレミアリーグのリバプール所属のDFイブラヒマ・コナテをマドリードが獲得する噂もあるが、今2025年夏の実現には困難が予想されている。
こうした状況を受け、17歳のマルティネスは今2025/26シーズンのチーム編成において再び重要な存在として浮上しているようだ。
まずは膝の怪我からの完全復帰が最優先となるが、コンディションが戻ればアルバロ・アルベロア監督率いるカスティージャ(レアル・マドリードB)で試合勘を取り戻し、その後アロンソ監督がトップチーム昇格の是非を判断する見通しとのことだ。