
ラ・リーガのバルセロナは、プレシーズンツアーの計画が二転三転しているようだ。
当初バルセロナは、7月24日にスペインを発ち、日本と韓国を訪問するプレシーズンツアーを予定していた。しかし、日本遠征については関係者間の支払いに関する問題から中止が発表されており、クラブからも公式の中止声明が24日に出されていた。日本遠征の中止によってクラブは調整不足や今2025/26シーズン準備への影響が懸念されていた。
ところがここにきて、スペインのインサイダー系メディア『Jijantes FC』が新たな情報を報じた。それによると、バルセロナは最終的に日本遠征を実施する方針を固め、当初中止されたはずのJ1のヴィッセル神戸戦も27日に予定通り開催されるという。同報道によれば、クラブはできるだけ早く現地入りするため、24日午後に日本へ向かうようだ。
この急展開の背景には、楽天株式会社の支援があったと伝えられている。スペインのアドリア・アルベッツ記者が報じた内容をSNS上でバルセロナ関連の情報を発信しているレシャド・ラーマン氏が紹介したところによると、楽天が今回の遠征に関する費用を負担し、バルセロナと主催者側との調整において重要な役割を果たしたという。かつてバルセロナの胸スポンサーを務めた同社の働きかけが、今回の遠征再開の鍵となった可能性が高いようだ。
さらに、今回の神戸戦で、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドから、バルセロナに加入したFWマーカス・ラッシュフォードがデビューする可能性も浮上している。
同報道によれば、ラッシュフォードは27日の試合への出場許可をすでに得たと伝えられており、同選手のバルセロナデビューが日本で行われる見通しのようだ。