
7月24日、アメリカのテキサス州オースティンにあるQ2スタジアムでメジャーリーグサッカー(MLS)オールスターゲームが開催され、MLS選抜がメキシコのリーガMX選抜に3-1で勝利した。
この試合に、インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシと元スペイン代表のDFジョルディ・アルバは選出されていたにも関わらず、現地入りせず、オールスターゲームに関連するイベント全体を無断で欠席した。
さらにアルバは同試合前日夜に実施されたスキルチャレンジ(パスやシュートなどの技術を競う競技)への出場も予定されていたが、出場は直前で取りやめとなった。両選手やクラブから欠場の理由は明かされておらず、MLS側もメッシおよびアルバの不参加について公式なコメントを出していない。
MLSの規定では、選抜に選ばれた選手は試合に出場しなければならず、負傷などの正当な理由がなく欠場した場合には所属クラブの次戦を欠場することが義務付けられている。両選手はこの規定により、マイアミの次戦となるシンシナティ戦(27日)で出場停止処分を受ける可能性がある。
MLSオールスターゲームは1996年から形式を変えながら続いており、近年はリーガMX選抜との対戦が主流となっている。スーパードラフト(新人選手の獲得制度)の対面開催が終了し、MLSカップも中立地で開催されなくなった今、全クラブ関係者が一堂に会する貴重なイベントとなっている。
過去には2018年に当時LAギャラクシーに所属していたズラタン・イブラヒモビッチ(2023年引退)が同様に欠場し、1試合の出場停止処分を受けた例もある。