
湘南ベルマーレ下部組織出身のU20日本代表DF小杉啓太には、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからステップアップ移籍に可能性が取りざたされている。森保一監督が同選手のA代表招集を検討している可能性も報じられるなか、ここに来て新たな移籍先候補が浮上している。
小杉の去就を巡っては、2025年5月以降にパリ・サンジェルマン(PSG)、アタランタ、ベンフィカ、セルティック、サンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト、ニースからの関心、日本代表FW上田綺世が所属するオランダ1部フェイエノールト、DF毎熊晟矢擁するAZアルクマールの獲得リスト入りなどが報じられている。また、6月には『FOOT SUR7』がPSG移籍で個人合意に達した可能性を伝えているが、本人は1カ月が経過した今もなお、ユールゴーデンIFの一員としてプレーしている。
水面下で10以上のクラブが争奪戦を繰り広げている可能性も考えられるところだが、スウェーデン『エクスプレッセン』が22日に報じたところによると、19日に行われたユールゴーデンIFのホームゲームには、セリエA所属ジェノアのスカウト陣が来場。U20日本代表サイドバックのパフォーマンスを確認するなど関心を強めているという。
ただ、現時点ではジェノアがユールゴーデンIFに正式オファーを提示するか不透明であるとのこと。ユールゴーデンIFは1,000万ユーロ(約16億円)の移籍金支払いを求めており、この要求額の高さが障害になっているとみられる。
このホームゲームでは、ジェノアのスカウト陣のみならず、日本サッカー協会(JFA)関係者も来場。試合会場でJFA関係者と選手本人の面会はなかったものの、スウェーデン『aftonbladet』によると、同選手は「(森保監督の欧州視察を)日本のメディアが報道した後、森保監督から幸運を祈る手紙が届きました」とコメント。「日本代表入りは大きな目標」「9,10月に(JFAから)連絡が来るかもしれない」などと語っていただけに、この夏の去就や今後のパフォーマンス次第では、10代でのA代表入りも十分考えられる。