中村敬斗 写真:Getty Images

 リーグアンから2部へ降格したスタッド・ランスは、2025年7月に日本ツアーを控えており、一行はすでに来日。モンテディオ山形、柏レイソル、ガンバ大阪との対戦に注目が集まるなか、日本代表FW中村敬斗が不在である可能性が浮上。移籍報道も飛び交っている。

 クラブ公式Xアカウントでは、仙台空港に到着するランク一行の様子がアップ。フランス『L’Union』は「中村と関根が、日本ツアーに参加している」と報じたが、X上では「中村の姿が確認されなかった」との情報が飛び交っている。また、『ランスVDT』は23日に「日本ツアー終了後、日本人選手で1,2人退団する可能性がある」とリポート。退団選手に中村が該当する可能性も考えられるところだ。

 その中村の去就を巡っては、6月の時点でランス退団の可能性が報じられ、オリンピック・マルセイユ、ニース、サウジアラビア1部アル・フェイハFCからの関心も取りざたされが、『L’union』は7月4日にクラブ幹部の話として「彼は残留する見込み」と報じている。

 しかし、16日開催に行われたトレーニングマッチを欠場すると、『L’union』は「出場リストに彼の名前があったにもかかわらず、1分もプレーしなかった。ウォーミングアップすらしていない」「試合後、監督は中村について全くコメントしていないが、それはサインなのだろうか?」と報道。移籍の予兆であるとの見方を示すと、『ランスVDT』は「移籍金は1,500万ユーロ(約25億6,700万円)の見込み」などと、日本代表MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPからの関心を伝えている。

 ランスとの契約を2028年6月まで残している中村。古巣G大阪との一戦でもピッチに立たない可能性もあるなか、新天地へのステップを踏み出すのか、再び同選手の去就に注目が集まっている。