
スウェーデン1部ハンマルビーIFは22日、スウェーデン人FWアブデルラフマン・ブーダが海外クラブへの移籍を前提にチームを離脱すると公式発表。Jリーグ挑戦が決定的とみられているが、新天地はアルビレックス新潟になるという。
ブーダの去就を巡っては、スウェーデン紙『エクスプレッセン』がクラブの発表を受けて「日本のあるクラブがブーダの獲得に動いている。両者は契約締結に近づいている」とリポート。『aftonbladet』は、同選手とハンマルビーIFの契約が2026年まで残っていることを伝えていた。
すると『Sportbladet』は23日になって「ブーダのアルビレックス新潟移籍で、関係者全員が合意」と報道。これによると、書類の手続き、メディカルチェック、正式契約を残しており、移籍金は700万スウェーデン・クローナ(約1億800万円)になる見込みだという。また、選手本人はすでにスウェーデン国内の空港におり、今週中に来日する予定だという。
現在25歳のブーダは、身長186センチのウインガー。スウェーデン国外クラブでのプレー経験はなく、ハンマルビーIFには2022年7月から在籍。2024シーズンは期限付き移籍先のヴェステロースSKでプレーし、1部リーグ戦28試合の出場で8ゴール1アシストと結果を残していた。ただ復帰1年目の2025シーズンは、ここまでリーグ戦17試合の出場で4ゴール2アシストをマークしているものの、スタメン出場が6試合とレギュラー定着には至っていない。
新潟は2025年夏の移籍ウィンドウでFW太田修介、MF秋山裕紀、DF稲村隼翔、MF宮本英治ら複数選手を放出。FW小見洋太も柏レイソルへ完全移籍しているだけに、前線の補強は急務だった。