
プレミアリーグのリバプールは今2025年夏の移籍市場で積極的な補強を進めている。同クラブはすでにMFフロリアン・ビルツ、DFジェレミー・フリンポン、DFミロシュ・ケルケズ等を獲得し、ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト所属のFWウーゴ・エキティケも獲得間近とされている。
そうした中、UKメディア『GIVEMESPORT』は、リバプールがアストン・ビラ所属のイングランド代表DFエズリ・コンサの獲得を検討していると報じた。コンサは近年ビラで主力を務めており、安定した守備力によりイングランド代表のスタメンにも定着している。代表でチームメイトとなるマンチェスター・ユナイテッド所属のDFルーク・ショーからは、「信じられない実力を持つ」と高く評価されている。
このコンサ獲得噂の背景には、リバプールのDFイブラヒマ・コナテの去就不安がある。コナテはクラブとの契約が残り1シーズンとなっており、ラ・リーガのレアル・マドリードからの強い関心が連日様々なメディアで報じられている。コナテはリバプールとの新契約を拒否しており、クラブとしては来2026年夏のフリーでの移籍を回避したい考えから、同選手の放出に前向きな姿勢のようだ。
コナテ退団に備えてリバプールの守備補強第一候補は、クリスタル・パレスのDFマーク・グエーイとされているが、同選手のクラブとの契約は2026年6月末までにも関わらず、パレスは安価での放出に応じる構えを見せていない。
そのため、UEFAチャンピオンズリーグ出場を逃したビラからの移籍に前向きなコンサが、より現実的なリバプールの“プランB”となっているようだ。
現時点ではコナテの去就に最終決定は下されていないが、リバプールの首脳陣がコンサに注目しているのは確かであり、今後の動向に注目が集まっている。