UEFAチャンピオンズリーグ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのチェルシーに所属するFWラヒーム・スターリングが、クラブを離れる可能性が高まっているようだ。

 米国の大手スポーツメディア『The Athletic』によれば、イギリス国外の今2025/26シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)へ出場するクラブがスターリングの獲得に関心を示しており、チェルシーは移籍金2,000万ポンド(約40億円)を要求しているという。スターリングは現在、チェルシーとの契約を2027年まで残している。

 昨2024/25シーズンのスターリングはアーセナルに期限付き移籍していたが、全公式戦28試合に出場してわずか1ゴール5アシストと振るわず、失敗作とUKメディア『LondonWorld』に評される内容に終わった。

 アーセナルのミケル・アルテタ監督はクラブの得点力を上げる目的で同選手を起用したが、チーム全体が得点力不足に陥る中でスターリングも結果を残せなかった。

 加えて、現在所属するチェルシーでも、エンツォ・マレスカ監督の構想から外れており、今シーズンは出場機会を得ることが難しい状況にある。同監督は「ラヒームが良い選手でないとは言わないが、私の求めるタイプのウインガーではない」と説明し、「起用が難しいことを事前に本人へ伝えた」と明かしている。

 スターリングに興味を持つCL出場クラブの名前は現時点では明かされていないが、実現すれば、同選手にとって初の国外でのプレーとなる見込みとのことだ。

 過去にはリバプール(2012-2015)やマンチェスター・シティ(2015-2022)に所属し、シティではプレミアリーグ優勝4回、2021年にはCL準優勝も経験している。さらに2019年と2020年にはCLのベストイレブンにも選出されている。