22日放送の『あさイチ』(NHK)では、暑さを乗り切るための、視聴者から寄せられた夏にピッタリの簡単レシピを紹介。「お味噌汁ごはん」をランクアップさせるワザを取り上げた。

■「冷や汁」がヒント

番組では、1人分も無駄なく簡単で、火を使わず、栄養たっぷりの夏が楽になるレシピを特集。

まず取り上げたのは、残り物の味噌汁を冷やしてごはんにかける「冷たい汁かけごはん」。宮崎県の郷土料理である「冷や汁」をヒントにした、1分でできる簡単レシピだ。

■グレードアップのポイント

残り物の味噌汁を冷蔵庫で冷やしておいて、ごはんにかけるだけだが、ここで、よりおいしくグレードアップさせるためのポイントが。

それは「冷たい出汁を加える」こと。冷えた味噌汁は味が濃く感じる。そこで出汁を加えることで、味は損なわずに塩味を薄め、あっさりと食べられるようになるとのこと。

出汁は煮干し、昆布、かつお節をポットに入れて水を加えて1晩冷蔵庫でおけばOK。出汁が傷むのを防ぐために、1晩経ったら出汁がらは取り除いておく。

材料を揃えるのが面倒な場合には、食塩不使用の出汁パックをポットに入れて水を入れ、1晩置くのでもよい。

■夏野菜もぴったり

冷たい出汁と残り物の味噌汁をかければ1分足らずで作ることができる。味噌汁の具材を野菜たっぷりにすれば、食物繊維やビタミンなども取れる。ミニトマトやズッキーニといった夏野菜を入れると、彩りも鮮やかになる。

しらすやオクラをトッピングして、仕上げにミョウガやシソ、ゴマなど薬味をたっぷりと乗せれば完成だ。

■出汁がない場合には…

さっそく番組でも再現。試食した副島淳は、「出汁のうまみと薬味のさっぱり感で最高にうまい。夏はこれがいいよ」と気に入った様子で話した。

また、出汁がない場合には、味噌汁にツナ缶を調味液ごと加えて出汁代わりにすることができる。ツナ缶はノンオイルタイプでも、オイル漬けのタイプでもどちらでもよいとのことだ。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ