
日本代表DF鈴木淳之介は先日、湘南ベルマーレからデンマーク1部FCコペンハーゲンへ完全移籍。コペンハーゲンが元々、川崎フロンターレからトッテナム・ホットスパーへ移籍した日本代表DF高井幸大の獲得を狙っていた可能性も報じられるなか、湘南OBタリク・エルユヌシの従兄弟であるチームメイトのFWモハメド・エルユヌシが鈴木の現状に言及した。
デンマーク紙『tipsbladet』が7月22日に伝えたところによると、モハメドは移籍の選択肢があったにもかかわらず、代理人であるタリクの協力のもと、コペンハーゲンと2029年までに契約延長で合意。「タリクとは親しい間柄であり、長年にわたり彼に色々なことを相談してきた。今では彼が僕のエージェントになったので、全ての物事に関わってくれるんだ」と元湘南所属選手との関係性を明かしているが、チームメイトの鈴木についてこう語ったという。
「多くの新加入選手たちはすぐにチームに合流し、僕たちも彼らをサポートしてきた。ジュンノスケが怪我でいないのは残念だけど、彼は英語を学ぶ必要がある。僕も彼と話せるように日本語の単語を少し勉強してみたけど、彼自身も他の新加入選手たちのように、(語学学習に)これから取り組まないといけない」
その鈴木は6月28日に行われた明治安田J1リーグの横浜F・マリノス戦で負傷。E-1選手権の日本代表にも招集されず、メディカルチェックで破談となる可能性が心配されていた。結果としてコペンハーゲンの一員となったものの、早速新天地で出遅れ。コンディション不良により、7月19日開催の2025/26シーズン開幕戦を欠場している。
モハメドから語学習得の必要性について指摘された鈴木。言語の壁にぶつかり、チームメイトとのコミュニケーションで苦労する可能性も考えられる。新天地での成功には、ピッチ内外での適応が欠かせない。同選手がデンマークで真のスタートを切る日は、語学とコンディションの壁を乗り越えたその先にある。