
アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は昨季のラ・リーガで一時は首位に立つなど絶好調だったものの、最終的に3位フィニッシュ。今夏にアメリカで開催されたクラブワールドカップではグループステージ敗退に終わっていた。
巻き返しを目指す新シーズンに向けて、アトレティコはすでにスペイン代表MFアレックス・バエナやアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ、アルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダなどを獲得。昨季レンタルだったアルゼンチン代表GKフアン・ムッソやフランス代表DFクレマン・ラングレも完全移籍に切り替わっている。
イギリス『アイ・ニュース』によれば、アトレティコは今夏にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が保有権を所持するブラジル代表FWアントニーの獲得に興味を持っている模様。移籍金は3000万ポンド以上になるとみられている。
2022年に高額な移籍金でユナイテッド入りしたアントニーだが、ピッチ外での問題もあり、金額に見合った活躍を披露できずに今年1月にレアル・ベティス(スペイン1部)へ加入。スペインの地ではキレのあるドリブル突破などを武器に公式26試合で9ゴール5アシストを記録していた。
この活躍を受けてカルロ・アンチェロッティ監督が就任したブラジル代表にも久々復帰となったアントニーにはベティスも慰留に向けて資金調達を試みているとのこと。その一方で、今季からバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)を指揮するエリック・テン・ハグ監督は獲得を否定しているようだが、どのような結末が待っているのだろうか。