人の時間を奪っている自覚のない人は、日常にごく自然に存在しています。彼らは必ずしも悪意を持っているわけではなく、むしろ「人懐っこい」「気さく」として評価されていることすらあります。しかし、その無自覚な言動は他者に見えない負担を与えていることもあるのです。

そこでSirabee取材班は、人の時間を奪っている自覚のない人の言動について聞いてみました。

■話が無駄に長い、脱線が多い

「話が無駄に長い、話が脱線しすぎて予定の終了時間を大幅にオーバー、となるとホント迷惑。そのあと何も予定がなければいいんだけど、予定がある場合、先方に連絡しなきゃいけないし、こっちも急がなきゃで焦る。

多少の脱線くらいなら何とも思わないけど、脱線してなかなか本題に戻らないのはちょっとね」(30代・女性)

■自分で調べないしメモもしない

「同じ部署に、わからないことがあると自分で調べる前に作業中の人に聞いて、その人の手を止めさせる人がいる。で、聞いてもメモをしないから後日また同じことで質問をする。

こっちの席まできて質問するのならまだしも、自分の席に呼び寄せて質問するからタチが悪い。質問があるならそっちからきてほしい」(20代・女性)

■空気を読めなさすぎ

「いつも飲み会で異様に酔っぱらって、タレントの不倫の話題をしたと思ったら、急に昔死んだ犬の話をして、次の瞬間には旅行の話…と次から次へと話が飛び飛びで、しかも帰ろうとしない知人がいる。

本人は自分の話したいことをバーッと話せて楽しいかもしれないけど、付き合っている方は結構しんどい」(30代・女性)

人の時間を奪っている人は、悪気があるわけではありません。だからこそ“自覚のなさ”こそが最大の問題なのです。時間は回復しない大切な資源です。それを軽く扱う言動は、やがて信頼や関係性もすり減らすということを忘れてはいけません。

・合わせて読みたい→ホテル泊のとき、大久保佳代子が「コンビニで買うもの」が最高 すでに約2割が実践

(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳