ネタ・ラヴィ 写真:Getty Images

 イスラエル代表MFネタ・ラヴィには、2025シーズン終了後にガンバ大阪を契約満了により退団する可能性が浮上。G大阪は同シーズン途中での退団を認めない方針を固めているという。

 現在28歳のネタ・ラヴィは、2023年1月にイスラエル1部マッカビ・ハイファからG大阪へ完全移籍。両者の契約内容について、イスラエル国内では「1年の契約延長オプションが付いた3年契約、年俸はおよそ100万ユーロ(約1億6,000万円)」と報じられていただけに、契約期間は残り半年とみられる。

 ラヴィの去就を巡っては、以前から再三にわたりハイファ復帰の可能性をイスラエル国内の複数メディアが伝えている。しかし、イスラエル『One』は7月21日、ハイファの補強戦略を特集した際に「中盤での新戦力獲得を目指すハイファは当初、ネタ・ラヴィの獲得を検討していた。しかし、G大阪は少なくとも2026年1月の契約満了まで放出するつもりはない」とリポート。2025年夏の放出で、移籍金収入を確保する可能性は極めて低いとみられる。

 ただ一方で、イスラエル『colbo news』は「ラヴィは2026年1月にG大阪との契約を終える意向を明らかにした」と報道。「ハイファはイスラエル代表MFの再獲得に興味を示している」と伝えるなど、2025/26シーズン途中のハイファ復帰が現実的との見方を示している。

 来日3年目の2025シーズンは、コンディション不良により一時戦列を離脱も、ここまでJ1リーグ戦15試合でスタメン出場しているネタ・ラヴィ。G大阪からのフリー流出、母国復帰の可能性がある一方で、契約延長オプションに関するG大阪首脳陣の判断にも注目が集まりそうだ。