
京都サンガ所属DF福田心之助に、イングランド2部チャールトン・アスレティックFCが関心を寄せている模様。チームメイトであるE-1選手権の日本代表FW原大智と同じく、海外移籍の可能性が取りざたされている。
英紙『デイリーメール』は7月21日に「チャールトンは買い取りオプション付きの期限付き移籍で、福田の獲得オファーを提示」とリポート。これによると、京都は完全移籍のオファーのみを受け入れる構えを見せており、チャールトンが再度獲得を打診するか不明。記事では「福田と京都の契約には80万ユーロ(約1億3,800万円)の契約解除条項が盛り込まれている」「チャールトンにとっては高額だ」などと綴られている。
チャールトンは2006/07シーズンのプレミアリーグから降格後、長らく2部昇格と3部降格を繰り返していたが、2024/25シーズンに3部で4位に食い込み、プレーオフを勝ち上がって2部へ復帰。以前から右サイドバックの補強を優先課題に掲げていたが、『デイリーメール』によると、DFルイス・ミラーの獲得オファーをスコットランド1部ハイバーニアンに却下されたことにより、ターゲットを福田へ変更したという。
また、同紙は「福田のチャールトン移籍が実現すれば、近年イングランド2部へ移籍した他の日本人選手たちの潮流に加わることになる」と指摘。「MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、FW坂元達裕(コベントリー)、FW平河悠(ブリストル・シティ)はいずれも2部で好成績を残している」と綴っている。
現在24歳の福田は、北海道コンサドーレ札幌や明治大学を経て、2023年に京都へ加入。プロ1年目からJ1リーグ戦21試合の出場で3ゴールを挙げると、2年目以降は守備陣の中心選手として活躍。2025シーズンはここまで17試合の出場で2ゴール1アシストをマークしている。右サイドを主戦場に成長を続ける24歳が、欧州挑戦という新たなステージに立つのか、今後の交渉の行方に注目が集まる。